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選び方

屋根の雪下ろし|死亡事故の8割は65歳以上です。一人でやらないでください

大雪の年には除雪作業中の事故が年間1,000件を超え、100人以上が亡くなっています。死亡事故の約8割が65歳以上。国土交通省は「雪下ろし安全10箇条」を示しています。隣家への落雪の責任にも触れました。

目次
  1. 事故の規模
  2. 「やらない」も選択肢です
  3. 国土交通省の「雪下ろし安全10箇条」
  4. 隣家への落雪
  5. 事前にできる対策
  6. 親が離れて暮らしている場合

この記事の情報は2026年8月25日時点で確認したものです。制度や運用は自治体・事業者によって変わります。行動の前に、必ずご自身でご確認ください。

屋根に雪が積もった。放っておくと家が心配だが、上るのも怖い。

数字を先に置きます。

事故の規模

大雪の年には、除雪作業中の事故が年間1,000件を超え、100人以上が亡くなっています。

死亡事故の約8割は65歳以上で、安全対策や、ロープ・ハーネス・ヘルメットといった安全器具の使用が欠かせません。

高齢の親が一人で上る——これが最も危ない形です。

「やらない」も選択肢です

こういう考え方も示されています。

雪下ろしの作業そのものが、防ごうとしている危険よりも高い事故リスクを伴い、屋根の雪下ろしに安全な方法は存在しない。

つまり、建物の心配と、人の命を天秤にかけたとき、後者のほうが重いという判断です。

やむを得ずやる場合も、原則があります。

一人ではやらず、家族や近隣の人に見てもらう。

国土交通省の「雪下ろし安全10箇条」

国交省が公式に示しているガイダンスです。作業の前に、一度目を通してください。 命綱、ヘルメット、はしごの固定、二人以上での作業、といった基本が並びます。

「毎年やっているから大丈夫」が通じない作業です。雪質と屋根の状態は毎回違います。

隣家への落雪

自分の屋根の雪が、隣に落ちることもあります。

落雪は自分の家だけでなく隣家にも被害を及ぼし、損害賠償の請求につながる可能性があります。被害の対象は、雨樋、屋根、植栽、自転車、室外機、サッシ、カーポートなど。けがや死亡のリスクもあります。

カーポートや室外機は、実際に多い被害です。そして人に当たれば重大事故になります。

逆に、隣から落ちてくる場合も、まずは話し合いです。屋根の越境と同じで、直接手を出すことはできません(隣の家の屋根や雨樋がはみ出している)。

事前にできる対策

  • 雪止めを設置する(落雪そのものを防ぐ)
  • 落ちる場所に物を置かない(車、自転車、室外機の位置を見直す)
  • 業者に頼む(費用はかかりますが、事故と比べてください)
  • 自治体の支援を確認する(高齢者世帯への除雪支援や、費用の助成をしている自治体があります)

最後のひとつは、蜂の巣や階段昇降機と同じ構造です。「うちの市に制度があるか」を先に調べる価値があります(蜂の巣ができた)。

親が離れて暮らしている場合

「危ないからやめて」だけでは、やめません。 代わりの手段(業者、自治体の支援、近隣への依頼)を用意してから伝えるほうが、話が通ります。免許返納の話と同じです(親に運転をやめてもらいたい)。

この記事について

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