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選び方

粗大ごみに出せない・出しても運べないとき|自分で運ぶ、許可業者、片づけ専門の順で

予約が取れない、一人で階段を下ろせない、そもそも市が引き取らない。行き先は3つしかありません。自分で運ぶ(自己搬入)、市の許可を持つ業者、片づけ専門。神奈川県内で自己搬入を受け付けている市の条件を、確認できたものだけ載せました。

目次
  1. まず、なぜ出せないのかを分ける
  2. 1. 自分で運ぶ(自己搬入)
  3. 2. 市の許可を持つ業者に運んでもらう
  4. 3. 片づけ専門に頼む
  5. 順番をまとめると

この記事の情報は2026年9月30日時点で確認したものです。制度や連絡先は変わることがあるため、実際に依頼する前に、お住まいの市区町村や公式の窓口でご確認ください。

粗大ごみに申し込んだら、収集は3週間先だと言われた。タンスを一人で階段から下ろせない。そもそも市が引き取らないものだった。

行き先は3つしかありません。安い順に、自分で運ぶ → 市の許可を持つ業者 → 片づけ専門。上から順に当たるのが、費用でも安全でも正解です。

まず、なぜ出せないのかを分ける

同じ「出せない」でも、原因で行き先が変わります。

出せない理由 最初に見るところ
収集の予約が先すぎる 自己搬入ができる市かどうか
大きすぎる・重すぎる(市の上限を超える) 市の受付基準。超えるなら業者
家から出せない(階段・独居・けが) 運び出しをやる許可業者
市が引き取らない品目だった 品目ごとに決まった別の行き先
量が多すぎる(引っ越し・家じまい) 市の多量ごみ制度、または片づけ専門

市が引き取らない品目は、業者に頼んでも市の処理ルートには乗りません。横浜市は家電リサイクル法の4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)、パソコン、バイク、消火器、アスベスト含有製品などを「市では収集できないごみ」として挙げています。相模原市も、持ち込めないものとしてタイヤ、バッテリー、自動車部品、オートバイ、ピアノ、LPガス容器、消火器、薬品、塗料、畳、フェンス、サッシ、コンクリート製品などを示しています。

これらは行き先が別に決まっているので、粗大ごみに出せないもの一覧で先に確かめてください。

1. 自分で運ぶ(自己搬入)

車に積めるなら、たいてい一番安く、一番早い方法です。ただし受け付けているかどうかも、予約が要るかどうかも、市によってまるで違います。神奈川県内で確認できたものを挙げます。

横浜市 市内4か所の自己搬入ヤードへ持ち込めます。持ち込みでも、事前に粗大ごみ受付センターへの申し込みが必要です。申し込みはLINE・チャット・インターネット(搬入当日15時まで)・電話。手数料は市が収集する場合と同じで、金融機関・郵便局・コンビニで納めて収集シールを受け取ります。1日20個まで(栄ストックヤードの簡易申し込みは10個まで)。申込者本人が持ち込むのが原則で、本人以外なら委任状が要ります。市外からの持ち込みと事業系ごみは不可。

相模原市 予約不要で直接持ち込めます。北部粗大ごみ受入施設、南部粗大ごみ受入施設、津久井クリーンセンターの3か所。月曜日から土曜日(12月31日〜1月3日を除く)の午前9時〜午後4時。料金は10キログラムにつき240円で、10キログラム未満の端数は10キログラムとして計算。スプリング付きベッドマットレスは1個につき2,900円が加算されます。市外のごみは持ち込めません。

秦野市 環境資源センター(名古木409番地)へ予約不要で持ち込めます。年末年始を除き毎日、土日祝も受付。午前8時30分〜正午、午後1時〜午後4時。1点につき300円(1メートル以上は2点、1.5メートル以上は3点として計算)を現金で支払います。対象は1辺の長さが概ね50センチ以上2メートル以下、かつ重さ100キロ以下。搬入者の住所を確認するため身分証の提示が必要で、搬入車両は自家用車に限られます。戸別収集を頼む場合は収集日の1週間前までに予約が要り、1点650円です。

平塚市 持ち込めますが、品目で搬入先が分かれます。マットレス・ふとん類は環境事業センター、机・椅子・タンスなどの家具は粗大ごみ破砕処理場。混雑が予想される日は予約が必要な日として指定されているので、行く前に市のページで確認してください。各戸収集を頼む場合は電話予約(0463-71-5100、月〜金の8時30分〜17時)です。

川崎市は、自己搬入を受け付けていません。市のFAQに「ご自身で直接ごみを処理施設へ持ち込むことはできません。大量に出す場合や、やむを得ない事情で出したい場合は、各生活環境事業所へご相談いただくか、一時多量ごみ制度の利用をご検討ください」と書かれています。

ここに挙げていない市は、受け付けていないという意味ではなく、この記事を書いた時点で確認できていないという意味です。市区町村ごとの窓口はごみ・不用品のページからたどれます。

どの市でも共通するのは、身分証を持っていくことと、荷下ろしは自分でやるのが原則だということです。一人で下ろせない重さなら、この方法は使えません。

2. 市の許可を持つ業者に運んでもらう

自分で運べないなら、次はここです。運び出しからやってもらえます。

条件は一つだけ。家庭から出たごみを運んで処分するには、その市町村長の「一般廃棄物収集運搬業」の許可が要ります(廃棄物処理法7条1項)。産業廃棄物の許可でも、古物商の許可でも、家庭のごみは運べません。無許可でやれば、5年以下の拘禁刑または1,000万円以下の罰金(同法25条1項1号)です。

だから聞くことも一つです。「一般廃棄物収集運搬業の許可番号と、出した市町村名を教えてください」。答えた市町村名が自分の住む市町村と一致して、市の名簿に載っていれば大丈夫です。詳しい聞き方と名簿の見方は不用品回収の頼み方にまとめてあります。

なお、「片づけ」「生前整理」「遺品整理」を名乗る会社でも、運び出して処分するなら同じ許可が要ります。業種の名前は法律上の区分ではありません。片づけの作業そのもの(分類・梱包・清掃)に許可は要りませんが、出たごみを積んで運ぶところから許可の話になります。許可を持つ会社と組んでいるなら、「ごみを運ぶのはどこの会社ですか」と聞けば分かります。

3. 片づけ専門に頼む

家一軒分、部屋が埋まっている、故人の持ち物で何を残すか決まっていない——この段階は、粗大ごみの延長では片づきません。仕分けから入る仕事です。

頼むときに決めておくといいこと。

  1. 残すものを先に決める。現場で一つずつ迷うと、時間が費用になります
  2. 買い取りと処分の線を書面で分ける。買い取った分を差し引く方式なら、何をいくらで引いたのかが残る形にしてもらう
  3. 廃棄分を運ぶ会社名と許可を確認する。上の2と同じです
  4. 見積もりは現地で、書面で取る。電話とメールだけの概算は、積んだあとで変わります

市の「一時多量ごみ」制度を使える場合もあります。引っ越しや遺品整理で一度に多く出るごみを扱う仕組みで、川崎市のように自己搬入がない市でも案内されています。頼む前に、住んでいる市に同じ制度があるか聞いてみてください。

順番をまとめると

  1. 市が引き取らない品目か確かめる(家電4品目・パソコン・消火器・タイヤ・バッテリー・ピアノなど)。該当すれば、その品目の行き先へ
  2. 自己搬入ができる市か調べる。予約の要否と受付時間を見て、車に積めて自分で下ろせるなら、これが一番安い
  3. 運べないなら、一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者へ。許可番号と市町村名を聞く
  4. 量が多い・仕分けから必要なら片づけ専門へ。廃棄分を運ぶ会社の許可は、ここでも同じように確かめる

通常の粗大ごみの申し込み方や、収集までにかかる日数は粗大ごみを出したいにまとめてあります。まずそちらで予約が取れるなら、それが一番安く済みます。


この記事で参照した一次情報

  • 横浜市「粗大ごみの持込みをしたい(自己搬入)」「市では収集できないごみ」
  • 相模原市「粗大ごみの直接搬入」
  • 秦野市「粗大ごみの出し方【環境資源センターへの自己搬入・電話予約による戸別収集】」
  • 平塚市「粗大ごみの処分」「粗大ごみ等持ち込みの予約が必要な日及び予約方法」
  • 川崎市FAQ「家庭ごみや粗大ごみを直接、処理施設へ持ち込むことはできますか。」
  • 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)第7条・第25条:e-Gov法令検索

この記事について

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