役所が公表している名簿と公式情報をもとに作成しています。「PR」表示は掲載契約にもとづく広告です。

選び方

HDDが認識しない|異音がしたら、まず電源を切ってください。触るほど戻らなくなります

カチカチという異音、焦げたにおい、回転音がしない。これらは物理障害のサインで、通電や抜き差しを繰り返すほど取り出せるデータが減ります。論理障害なら自力で戻せる可能性がありますが、切り分けの前に止めることが最優先。復旧費用は物理障害だと数十万円になることもあります。

目次
  1. 異音がしたら、電源を切ってください
  2. 2種類あります
  3. 物理障害でなさそうなら、確認できること
  4. 費用の目安
  5. 業者に頼むときに確認すること
  6. いちばんの対策は、壊れる前にあります
  7. 使い終わったHDDを捨てるとき
  8. あわせて読みたい

この記事の情報は2026年8月27日時点で確認したものです。回収の仕組み・費用相場・自治体の取り扱いは変わります。行動の前に、必ずご自身でご確認ください。

外付けHDDが認識されない。写真も、仕事のファイルも、全部そこに入っている。

この記事で伝えたいことは、ほとんど1つです。

異音がしたら、電源を切ってください

カチカチという異音や焦げたにおい、電源を入れても回転音がしないといった症状があるときは物理障害の可能性が高く、切り分けを目的とした通電や抜き差しを繰り返すほど取り出せるデータが減るため、その時点で操作を止めてください。

HDDから異音がする、パソコンで全く認識しないといった物理障害のサインが現れたら、一番大切なのは「すぐに電源を切り、それ以上通電しないこと」です。何度も再起動を試すと、復旧できたはずのデータが完全に消滅してしまいます。

慌てて何度も挿し直す——これが、いちばんやってしまう行動で、いちばん取り返しがつきません。

普通のトラブルなら「とりあえず再起動」が正解です。HDDの物理障害だけは、それが逆です。

2種類あります

HDD関連のトラブルは、物理障害と論理障害の2種類に大別されます。物理障害とは、HDDの本体に破損している部分や正常に動作しない部分がある状態です。一方、論理障害はデータの破損により起こる障害で、HDD自体には問題がないものの、記録されているデータが破損している状態です。

物理障害のサイン(=すぐ止める)

  • カチカチ、カリカリという異音
  • 焦げたにおい
  • 電源を入れても回転音がしない
  • 落とした、水をかけた、雷が鳴った直後

論理障害の可能性(=まだ試せることがある)

  • 音は正常だが、フォーマットを促される
  • ファイルが見えない、開けない
  • 誤って削除した

音を聞いてください。 ここが最初の分かれ目です。

物理障害でなさそうなら、確認できること

異音も異臭もなく、回転音がしているなら、順に試せます。

  • 別のUSBポートに挿す(ポート側の故障は珍しくありません)
  • 別のケーブルを使う(ケーブル不良がかなり多いです)
  • 別のパソコンにつなぐ(パソコン側の問題かの切り分け)
  • 電源が足りているか(USBバスパワーの機器は、電力不足で認識しないことがあります。ACアダプタ付きなら接続する)

ただし、これも「何度も繰り返す」のは避けてください。1回ずつ、結果を見ながら。

そして——「フォーマットしますか」と出ても、絶対に実行しないでください。 ここでフォーマットすると、復旧の難易度が跳ね上がります。

費用の目安

他社で物理障害の診断を受けると「30万円〜50万円」といった高額な見積もりを出されることが多々あります。

物理障害は高いです。 論理障害なら数万円で済むこともありますが、開けて部品を扱う作業になると桁が変わります。

一方で、希望もあります。

HDDが物理的に故障して認識できなくなっても、多くの場合、プラッタに記録されたデータはそのまま残っており、データ復旧の専門業者に依頼すれば、このデータを取り出して復元することが可能です。

認識しない=消えた、ではありません。 だからこそ、それ以上壊さないことが価値を持ちます。

業者に頼むときに確認すること

  1. 診断は無料か、有料か(有料なら金額を先に)
  2. 復旧できなかった場合、費用はかかるのか(「成功報酬」の定義を確認)
  3. 見積もりは診断のあとに出るのか(最初の金額は目安のことがあります)
  4. 作業はどこで行うか(開封作業には清浄な環境が要ります)
  5. 復旧したデータの受け渡し方法と、そのあとの扱い(預けた媒体のデータをどう消すか)

2番でもめやすいです。「復旧できなければ無料」と書かれていても、診断料や部品代は別、ということがあります。金額の内訳を書面でもらってください。

いちばんの対策は、壊れる前にあります

身も蓋もありませんが、バックアップが1つしかない状態が、そもそもの原因です。

  • 写真と書類だけでもクラウドに置く(全部でなくていい)
  • 外付けHDDを唯一の保管先にしない
  • 同じ機種を2台買って両方に入れるのは、同時期に寿命が来るので分散になりません

HDDは消耗品です。壊れることを前提に置き場所を決める——これだけで、数十万円の見積もりを見なくて済みます。

使い終わったHDDを捨てるとき

復旧したあと、あるいは諦めたあとの媒体には、データが残っています。捨て方と消し方はパソコンの捨て方にまとめました。

あわせて読みたい

この記事について

制度が変わっていた、金額が違った、書かれていない窓口がある—— お気づきのことがあれば教えてください。確認のうえ反映し、確認日を書き換えます。

お問い合わせフォームからお知らせください。

あわせて読みたい