役所が公表している名簿と公式情報をもとに作成しています。「PR」表示は掲載契約にもとづく広告です。

選び方

パソコンの捨て方|粗大ごみには出せません。そしてデータは初期化では消えません

2003年10月以降、パソコンの処分はメーカーの責任と定められ、自治体の粗大ごみには出せなくなりました。PCリサイクルマークがあれば無料。自治体が認定事業者と協定を結んでいる場合もあります。データは初期化だけでは残る可能性があり、とくにSSDは注意が必要です。

目次
  1. なぜ粗大ごみに出せないのか
  2. PCリサイクルマークがあるか
  3. 自作パソコン・メーカーが分からない場合
  4. 自治体のルートもあります
  5. 本題はデータのほうです
  6. 消す方法は3つ
  7. 業者に頼む場合
  8. 実家の片づけで出てきた場合
  9. あわせて読みたい

この記事の情報は2026年8月27日時点で確認したものです。回収の仕組み・費用相場・自治体の取り扱いは変わります。行動の前に、必ずご自身でご確認ください。

買い替えた。壊れた。押し入れに何年も入っている——。

パソコンは、自治体の粗大ごみに出せません。 ここを知らずに出しても、置いていかれます。

そして、捨て方より難しい問題がもうひとつあります。中のデータです。

なぜ粗大ごみに出せないのか

パソコンは粗大ごみとして捨てることができません。2003年10月以降、資源有効利用促進法という法律に基づいて、不要になったパソコンの処分・リサイクルは、製造元のメーカーが責任を負うことになったからです。

メーカーが引き取るという仕組みになっています。だから、まずメーカーが窓口です。

PCリサイクルマークがあるか

本体に「PCリサイクル」と書かれた小さなシールが貼られていないか、確認してください。

PCリサイクルマークの付いているパソコンは、無料で回収されます。

PCリサイクルマークの付いていないパソコンは、リサイクル料金の負担が必要です。

2003年10月以降に販売された家庭向けのパソコンには、購入時点でリサイクル費用が含まれています。それ以前のものは、処分するときに払うことになります。

自作パソコン・メーカーが分からない場合

これは行き先が別にあります。

自作パソコン、製造メーカーがわからない、日本から撤退してしまった海外メーカー製パソコンは、一般社団法人パソコン3R推進協会で回収できます。

「引き取ってくれるところが無い」ということにはなりません。窓口が違うだけです。

自治体のルートもあります

ここが自治体で違うところです。

世田谷区は小型家電リサイクル法認定事業者である「リネットジャパンリサイクル株式会社」と協定を締結し、パソコンの回収とリサイクルを推進しており、パソコンを含む場合、段ボール1箱分の回収費用が無料になります。

市区町村が認定事業者と協定を結んでいると、宅配で無料回収してもらえることがあります。箱に詰めて送るだけなので、持ち込みより楽です。

自分の市がどうなっているかは、「(市区町村名) パソコン 処分」で確認してください。ほかにも、

  • 小型家電の回収ボックス(役所や公共施設に設置されていることがあります。ただし投入口のサイズに入るものだけ)
  • 家電量販店の回収(買い替えと同時に引き取ってもらえることがあります)
  • 買取・下取り(動くものなら値が付く場合があります)

粗大ごみに出せるもの・出せないものの整理は粗大ごみの出し方にまとめました。パソコンは、その例外の代表格です。

本題はデータのほうです

捨て方が決まっても、中のデータをどうするかが残ります。

初期化や簡易フォーマットではSSDの完全消去は不可能です。SSDはウェアレベリング機能があり、上書きの命令を出しても物理的に別の場所に記録されるため、古いデータが残る可能性があります。

「初期化したから大丈夫」は、成り立ちません。

消す方法は3つ

パソコンや外付けHDDなどを処分する際のおすすめのデータ消去方法は、①データ消去アプリで消去、②磁気消去装置で消去、③物理的に破壊の3つです。

そして、HDDとSSDで使える方法が違います。

SSDでは磁気消去を使用できず、メーカー提供のSanitize・Secure Erase、SSD対応ソフト、暗号化消去、SSDに適した物理破壊などを検討する必要があります。

  • HDD → 消去ソフト、磁気消去、物理破壊。いずれも使えます
  • SSD → 磁気消去は効きません。Secure Eraseなどの専用の手順か、暗号化消去、SSDに合った物理破壊

自分のパソコンがHDDかSSDかを、先に確認してください。ここを取り違えると、消したつもりで残ります。

業者に頼む場合

専門業者に依頼すれば証明書付きで処理可能であり、法人の場合は監査対応のために証明書の取得と保管が必要です。

消去証明書を出してくれるかどうかが、業者選びの分かれ目です。個人でも、仕事のデータや顧客の情報が入っていたパソコンなら、証明書のあるところを選ぶ意味があります。

会社のパソコンなら、証明書は取得して保管してください。

実家の片づけで出てきた場合

古いデスクトップが物置から出てくる、というのはよくあります。この場合、

  • PCリサイクルマークが無い年代の可能性が高い(=有料)
  • メーカーが今も存在するかを確認する(撤退していれば3R推進協会へ)
  • 動かなくても回収されます(起動しないパソコンも対象です)
  • データは、動かなくても残っています(取り出して物理破壊するか、業者へ)

「動かないから中身も消えている」ということはありません。実家の片づけのときは、ここを一緒に片づけてしまうのが確実です。

あわせて読みたい

この記事について

制度が変わっていた、金額が違った、書かれていない窓口がある—— お気づきのことがあれば教えてください。確認のうえ反映し、確認日を書き換えます。

お問い合わせフォームからお知らせください。

あわせて読みたい