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横須賀市の擁壁・がけ地の補助金|県内最高の上限500万円と、設計費・地質調査費まで出る制度

横須賀市の既成宅地防災工事等助成制度は、工事費が1/2・上限500万円と神奈川県内で最も手厚い水準。さらに設計費5万円・地質調査費30万円まで対象です。一方で「一度限り」「受給後5年間は売買禁止」「施工者は市内入札資格者」という強い条件もあります。

2026.08.18 更新

横須賀は坂と谷戸の街です。がけ地に建つ家の多さでは県内でも屈指で、市の助成制度も県内で最も手厚い内容になっています。

いくら戻るのか

対象 補助率 上限額
工事費 1/2 500万円
設計費 1/2 5万円
地質調査費 1/2 30万円
立木伐採工事 1/2 30万円
災害崩落土砂の搬出・運搬・処分 1/2 30万円
ビニールシート設置 1/2 10万円

注目すべきは設計費と地質調査費が対象になっている点です。県内でここだけです。擁壁の工事は「調べないと工法が決まらない、でも調べるだけでお金がかかる」という入口の壁があります。そこに手当てがあるのは実務的に大きい。

対象になる崖の条件

  • 高さ:2メートル以上
  • 傾斜:30度以上

災害崩落土砂の助成については、さらに「がけと住居の距離が、がけの高さの2倍以内」という条件があります。

手厚いぶん、条件も強い

横須賀の制度は、額が大きいかわりに制約もはっきりしています。

  • 制度の利用は一度限り
  • 受給後5年間は、土地の譲渡・売買等が禁止
  • 施工者は市内の競争入札参加資格者が対象
  • 市税の滞納がないこと
  • 工事着手前に必ず相談が必要

とくに後ろ2つは、進め方そのものを左右します。売却を前提に擁壁を直す場合、この制度とは相性がよくありません(5年動かせなくなります)。また、頼みたい工事会社が市内の競争入札参加資格を持っていなければ、その会社では補助が使えません。業者を探し始める前に確認しておくべき点です。

立木の伐採についても、対象になる木の条件(高さ5メートル以上、地上1.2メートルの位置で幹の直径20センチ以上など)が定められています。

申請の前に、これだけは

どの自治体でも共通する落とし穴が一つあります。交付決定より前に契約・着工してしまうと、補助は受けられません。「見積もりを取って納得したから発注、あとで申請」——この順番だとアウトです。工事会社を決める前に、まず市町の担当課へ相談するのが正しい順番になります。

制度の内容は年度で変わります。最新の条件・受付状況は必ず担当課でご確認ください(数字は2026年8月時点で確認したものです)。

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