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飛び石でフロントガラスにヒビ|リペアか交換か、保険を使うと1等級下がる
飛び石による損傷は、エコノミー型の車両保険でも補償の対象です。ただし使えば1等級ダウンし、事故有係数の適用期間も1年加算されます。免責金額の仕組みと、リペアで済むかどうかの判断を整理しました。
**この記事の情報は2026年8月25日時点で確認したものです。**料金相場や保険の取り扱いは、契約内容・地域・事業者によって変わります。判断の前に、必ずご自身の契約書と各事業者でご確認ください。
高速道路を走っていて「カン」と音がした。あとで見たら、フロントガラスに小さな傷ができている——よくある話ですが、放っておくとヒビが伸びて、交換になります。
判断すべきことは2つです。リペアで済むかと、保険を使うか。
保険は使える。ただし条件がある
飛び石による損傷は、飛来中の他物との衝突にあたるため、エコノミー型(車対車+限定A等)の車両保険でも補償されます。ここは誤解されやすいところで、「限定タイプだから対象外」ではありません。
ただし、次の2つが効いてきます。
① 免責金額
自己負担額のことです。例で言うと——
- 免責5万円の契約で、修理費が3万円なら → 保険金はゼロ
- 免責5万円の契約で、修理費が8万円なら → 差額の3万円が支払われる
つまり修理費が免責金額を超えないと、そもそも保険は使えません。
② 等級と事故有係数
飛来中・落下中の他物との衝突で車両保険を使った場合、翌年は1等級ダウンします。そして事故有係数適用期間が1年加算されます。
事故有係数の適用中は、同じ等級でも無事故の場合より割高な保険料率になるため、結果として数年にわたって保険料が高くなります。
だから、比べるのはこの2つ
(修理費 − 免責金額) と (今後数年間の保険料の増加額)
前者が小さければ、自費で払ったほうが総額では安くなります。保険会社に試算してもらえるので、契約を確認したうえで聞くのが確実です。
リペアか、交換か
小さな傷であれば、専用の樹脂を注入するリペアで対応できる場合があります。交換より安く、時間も短い。
ただし、傷の大きさ・位置・深さによってはリペアができません。とくに運転者の視界にかかる位置は、リペア跡が残ると車検や視認性の問題になり得るため、交換を勧められることがあります。
そして料金には差があります。リペア専門店によって5,000円以上の価格差があることは珍しくないとされています。同じ損傷でも店によって金額が違うので、1社で決める必要はありません。
進め方
- 早めに見てもらう。 ヒビは温度差や振動で伸びます。小さいうちのほうが選択肢が多い
- リペアで対応できるかを確認する
- 自分の契約の免責金額を確認する(保険証券)
- 保険を使った場合の翌年以降の増額を試算してもらう
- 総額で比べて決める
「保険を使えば無料」ではない、というのが要点です。無料に見えて、数年かけて払うことになります。