結露とカビ|放置すると、退去のときに自分の負担になります
国交省のガイドラインでは「結露を放置したことにより拡大したカビは、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多い」とされています。建物側の欠陥なら貸主負担ですが、換気不足なら借主負担。分かれ目と対策を整理しました。
この記事の情報は2026年8月25日時点で確認したものです。費用や手続きは契約内容・自治体・時期によって変わります。判断の前に、必ずご自身でご確認ください。
冬の朝、窓とサッシがびしょ濡れ。押し入れの奥や、家具の裏に黒い点が出てきた。
気になるのは健康面ですが、賃貸ではもうひとつ問題があります。退去のときの費用です。
責任の分かれ目
貸主の負担になる場合
- 雨漏り
- 建物の構造上の欠陥(断熱材の不備など)
- 給排水管の故障
これらが原因のカビは、貸主負担で修繕されます。
借主の負担になる場合
- 換気不足
- 過度な加湿
- 家具を壁に密着させた
つまり入居者の管理不足が原因の場合は、原状回復の対象になります。
そして、ガイドラインにはこう書かれています。
結露を放置したことにより拡大したカビは、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多い
「結露が出ること」自体より、「放置したこと」が問われるという考え方です。
だから、拭くことに意味があります
面倒ですが、これが最も効きます。
結露があればすぐに拭き取ることが、カビ予防の鍵です。
朝、窓とサッシの水滴を拭く。それだけで、後々の費用が変わります。
そのほかの対策
- 換気する(窓を開ける、換気扇を回す。24時間換気は止めない)
- 家具を壁から数センチ離す(空気が通らないと、そこだけ冷えて結露します)
- 押し入れやクローゼットを、ときどき開ける
- 加湿しすぎない(湿度は50〜60%程度を目安に)
- 洗濯物の室内干しは、換気とセットで
家具の裏と押し入れは、気づいたときには広がっている場所です。定期的に見てください。
建物側の原因が疑われるとき
- 同じ場所に繰り返し出る
- 壁の内側から染み出しているように見える
- 他の部屋でも同じ症状が出ている
こうした場合は、管理会社に連絡して見てもらってください。写真を撮って、いつから出ているかを伝えます。記録があると、負担の話がしやすくなります。
分譲マンションの場合
共用部(外壁、サッシ)が原因なら、管理組合の話になります。断熱や結露の問題は、大規模修繕の検討項目に入ることもあります(修繕積立金が足りないと分かったら)。
「体質だから」「古い建物だから」で諦める前に、原因がどちら側にあるかを確かめる。 そこから話が変わります。
この記事について
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