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賃貸の壁に穴|画鋲は大丈夫、ネジは有料。大きさで費用が変わります

国交省のガイドラインでは、画鋲程度の穴は通常損耗の範囲とされています。一方、釘やネジの穴は借主負担。石膏ボードを貫通して5,000円程度、直径10cmで2〜4万円、20cm以上なら5万円程度が目安です。

目次
  1. 画鋲の穴は、原則セーフ
  2. ネジ・釘は、借主負担
  3. 費用の目安
  4. 穴を開けずに掛ける方法
  5. 退去のときに揉めないために

この記事の情報は2026年8月25日時点で確認したものです。費用や手続きは契約内容・自治体・時期によって変わります。判断の前に、必ずご自身でご確認ください。

カレンダーを掛けたい。棚を付けたい。でも退去のときに請求されるのが怖い——賃貸でいちばん多い迷いのひとつです。

線引きは、意外とはっきりしています。

画鋲の穴は、原則セーフ

国土交通省がまとめた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」においては、壁に開けた画鋲の穴は通常損耗の範囲とみなされます。

つまり、画鋲程度の小さな穴なら、入居者は原状回復義務を負わないのが原則です。

ただし例外があります。

物件によっては賃貸借契約の中で画鋲の使用を禁止している場合がありますので、契約書の確認が重要です。

「ガイドライン上はセーフでも、契約で禁止されていればアウト」。まず契約書を見てください。

ネジ・釘は、借主負担

釘やネジ、あるいはそれ以上の大きさの穴は、通常の使用による損耗を超えており、賃借人が修繕費用を負担することになります。

理由は単純で、下地(石膏ボード)まで傷つくからです。壁紙を貼り替えるだけでは済みません。

費用の目安

状態 補修費の目安
釘やネジが石膏ボードの奥まで貫通 5,000円程度
直径10cm(下地の補修+壁紙の一部張り替え) 20,000〜40,000円
直径20cm以上 50,000円程度

大きさが上がると、費用の桁が変わります。 ドアノブが壁に当たって穴が開いた、家具を運んでいてぶつけた——このあたりが10cm級になりやすいところです。

穴を開けずに掛ける方法

近年は、壁を傷つけにくい方法が増えています。

  • ピンが細いタイプの金具(画鋲より細い針を数本使うもの)
  • 突っ張り棒・ラブリコ等の柱を立てる方式(壁に穴を開けずに棚が作れます)
  • 貼ってはがせるフック(壁紙ごと剥がれることがあるので、目立たない場所で試してから)

3つ目は要注意です。強力なタイプほど、剥がすときに壁紙を持っていきます。それは画鋲より高くつきます。

退去のときに揉めないために

  • 入居時に、既にある傷や汚れを写真に撮っておく(日付が残る形で)
  • 退去時も撮る
  • 精算書は内訳を求める(一式いくら、では判断できません)

ハウスクリーニング代の負担区分については、退去時のハウスクリーニング代は誰が払う? にまとめています。原則と、契約の特約と、実際の傷。この3つを揃えて話すのが、いちばん早い解決です。

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