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車のキズ・へこみ、保険を使うべきか|修理代10万円が一つの分かれ目
板金塗装は小さなキズで1.5万〜3万円、深いへこみや広範囲だと5万〜10万円、バンパー交換なら7万円超。ここで悩むのが車両保険を使うかどうかです。等級ダウンと免責金額を踏まえると、判断の目安が見えてきます。
**この記事の情報は2026年8月25日時点で確認したものです。**料金相場や保険の取り扱いは、契約内容・地域・事業者によって変わります。判断の前に、必ずご自身の契約書と各事業者でご確認ください。
ぶつけた、擦った。修理の見積もりを見て、次に悩むのが「保険を使うか、自費で払うか」です。
ここは感覚で決めると損をしやすいところなので、数字で整理します。
まず、修理費用の目安
| 損傷 | 費用の目安 |
|---|---|
| 小さなキズ | 15,000〜30,000円 |
| 軽い擦り傷 | 20,000〜30,000円 |
| 深い凹み・広範囲の損傷 | 50,000〜100,000円 |
| バンパー交換・広範囲 | 70,000円超 |
保険を使うと、何が起きるか
車両保険を使うと、次の2つが同時に起こります。
① 等級が下がる。 翌年から保険料が上がります。
② 「事故あり」として扱われる。 同じ等級でも、事故ありの係数が適用されるあいだは保険料が高くなります。つまり値上がりは1年では終わりません。
さらに、**免責金額(自己負担額)**が設定されていることが多く、修理代が免責金額以下なら、そもそも保険金は支払われません。
判断の目安
現場の目安としてよく言われるのがこれです。
修理代が10万円程度までなら、自費修理を検討したほうがよい
理由は単純で、保険を使って浮く額(修理代 − 免責金額)より、今後数年間の保険料の増加分のほうが大きくなりやすいからです。
計算の順番はこうなります。
- 見積額を出す
- 自分の契約の免責金額を確認する(保険証券に書いてあります)
- 保険を使った場合、翌年以降いくら増えるかを保険会社か代理店に聞く(試算してもらえます)
- 「修理代 − 免責」と「数年分の増加額」を比べる
3番を必ずやってください。 等級と契約内容で答えが変わるので、一般論では決まりません。保険会社は試算を出してくれますし、それを聞いたうえで「今回は使いません」と言っても構いません。
どこに頼むか
ディーラー、板金塗装の専門工場、カー用品店などがあります。同じ損傷でも仕上げの水準と金額が変わるので、複数社に見てもらう価値があります。
- どこまで直すのか(部分補修か、パネル1枚まるごと塗るのか)
- 塗装の色合わせをどうするか(隣接パネルへのぼかしを入れるか)
- 代車はあるか、期間はどれくらいか
このあたりを揃えて聞くと、金額差の理由が見えてきます。
なお、これから売却する予定があるかどうかでも判断が変わります。下取りに出すなら、修理費を掛けるより現状のまま査定に出したほうが結果的に得なケースもあります。