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秦野市で擁壁の工事に使える補助金は?既成宅地防災工事補助金(上限200万円)の対象と使い方
秦野市には、擁壁やがけの防災工事に使える「既成宅地防災工事補助金」があります。補助は工事費の2分の1(擁壁等は上限200万円)。対象になる宅地の条件と、申請でつまずかないための注意点を、市の公式情報にもとづいて整理しました。
自宅の擁壁やがけが古くなってきて、「そろそろ直したほうがいいのかも」と思ったとき、まず気になるのが費用です。擁壁の工事は数百万円になることも多く、簡単には踏み切れません。
秦野市には、その負担を軽くする制度があります。既成宅地防災工事補助金です。この記事では、対象になる条件と、申請でつまずかないための注意点を、市の公式情報にもとづいて整理します。
いくら補助されるのか
補助されるのは、対象となる工事費の2分の1です。上限は工事の種類で分かれています。
- 擁壁などの構造物の設置:上限 200万円
- 排水施設の整備:上限 15万円
(いずれも1,000円未満は切り捨て)
擁壁の工事は金額が大きいぶん、この「半額・上限200万円」は効きます。
どんな宅地が対象になるのか
制度の目的は「既成宅地のがけ崩れを防ぐこと」。そのため、対象になる宅地には条件があります。ざっくり言うと、高さ2メートル以上・斜度30度以上の崖のそばに家があるケースです。
- 崖の下にある家:崖の下端から、崖の高さの2倍の距離の範囲内に家屋がある
- 崖の上にある家:崖の上端から、崖の高さの距離の範囲内に家屋がある
このほか、「市長が特に必要と認めるもの(すでに崖崩れが起きた宅地)」も対象になります。
自分の家が当てはまるかは、崖の高さ・角度・家との距離で決まります。判断に迷うところなので、次に書く「申請の流れ」の最初の一歩がとても大事です。
申請でいちばん大事な注意点
ひとつだけ、外せない点があります。
工事の前に、市の防災課へ連絡すること。工事が終わってからでは、補助を申請できません。
「見積もりを取って、工事を始めて、あとで申請」——この順番だとアウトです。まず相談、が鉄則です。申請には、工事の内容がわかる書類(写真・図面・登記簿など)が必要で、現地の確認もあります。
もうひとつ、見落とされやすい制限があります。この補助は補助対象地一筆につき1回限りで、すでに崖崩れが起きてしまった場合は発生日から90日以内に申請する必要があります(交付要綱による)。災害のあとは片づけに追われがちですが、期限があることは頭の隅に置いておいてください。
対象者の条件は、次の3つです。
- 対象の土地の所有者、または占有者であること
- 工事費用を負担すること
- 市税などを完納していること
まずやること
擁壁やがけが気になっているなら、工事の会社に見積もりを頼む前に、秦野市の防災課に相談するのが最初の一歩です。自分の宅地が対象になるか、どんな書類が要るかを教えてもらえます。
- 問い合わせ:秦野市 くらし安心部 防災課 防災担当 電話 0463-82-9621
秦野市以外にお住まいの方は、神奈川県の擁壁・がけ地の補助金まとめ(13市町の比較)もあわせてご覧ください。市によって補助率も上限額も違います。
なお、補助制度は内容が変わることがあります。補助率・上限額・対象条件・受付状況などの最新の情報は、秦野市の公式ページと防災課でご確認ください。この記事は市公式の「既成宅地防災工事補助金」のページ(秦野市公式)にもとづいて整理したものです。